M-Times 2020.4

荒木家のはなし 2020.4

 松田事務所の荒木です。いつもは割と堅く、仕事に関する話を書いていましたが、今回はかる~く自分に関する事を書いてみようと思います。

 ただ、「え?荒木さんてそんな人やったん?」と思われてしまったり、松田事務所としてのイメージダウンに繋がったらどうしようというのもあり、躊躇したのですが・・・確定申告のこの超繁忙期にサラサラ~と書けることが他になく、しかも今回は「新型コロナ」スペシャル版として普段の倍の量が必要となってしまいましたので思い切ることにしました。

 荒木家は、僕と妻、そして5歳4ヶ月になる息子の3人で築50年以上経つ昔ながらの長屋(家と家との間に隙間がなく、両隣の壁が一体となっている家屋)の一つを借りて生活しています。壁が薄いので、子供が赤ちゃんの時は泣き声で迷惑かけていないか心配でしたが、「赤ちゃんは泣くのが仕事やし、気にしんでもいいで~」と皆さんから温かい言葉をかけてもらえたりと、かなりご近所さんに恵まれた環境で赤ちゃん時代を過ごさせることができました。

 成長した今は、朝っぱらから大声で謎の歌を歌ったり、その歌に合わせて壁をドンドン叩いたりとやってしまっていますが、恐らく同じように「子供は大声で歌ったり、はしゃいだりするのが仕事や」と言ってもらえるだろうと勝手に思い、心の中ではご近所さんに日々感謝して過ごしています。

 今現在、子供をどの小学校に入れるかで頭を悩ませていますが、幼稚園を選ぶ時も同じようにどの幼稚園に入れるかは結構悩みました。妻は看護師をしていますので、働いている病院に附属している保育園に入れるという方法もあったのですが、その保育園の評判があまり良くなかったというのと、住んでいる所から自転車で20分程のところにかなり評判の良い幼稚園があるということで(子供を実際にそこに通わせている松田事務所のお客さんから、生の声を聞いて心が動いたということも大きかったです)、今の幼稚園に通わせることにしました。

 ただ、この幼稚園は評判がいいだけあって、セレブな幼稚園であることや(身分が全然違う・・・)、妻の仕事の継続が困難になる(自宅から勤務先の病院まで通勤に1時間近く要する&正社員だと休みが取りにくい・・・)等で色々悩んだのですが、小学校に入るまでの小さい時期の環境が子供にとっては一番大事だということもあり、思い切って今の幼稚園に入れることを決断しました。その結果、妻は職場を変え、自宅付近の病院でのパート勤務になるなど、様々な変化はありましたが、幼稚園自体は本当にとても良いとこで、園長先生の考え方や、先生方の意識の高さに感謝しまくりです。

 子供が幼稚園に入った当初は、既にお兄ちゃん・お姉ちゃんがいるママ友さん達が、子供の習い事の送迎で忙しくしているのを見て、「え?幼稚園が終わった後、毎日習い事入れてはるん?それは子供がかわいそうやなぁ。親のエゴやでー。ああいう風にはなったらあかんな」なんて妻と言っていたのですが、今現在はというと、「ああいう風」になっちゃってます・・・

 うちの子供は、幼稚園がアフタースクールとしてやっている「イングリッシュ」や「体操教室」も含めて、「絵画」「ピアノ」「塾」と全部で5個の習い事を毎日こなすという日々を現在送っています。(また、「アースレンジャー」という月に一度の野外活動プログラムにも参加していますので、正確には6個になりますが)

 部屋に貼ってあるカレンダーにはスケジュールがビッシリ書かれており、風邪をひいてスケジュールに穴を開けようもんなら、その後の調整がめちゃめちゃ大変になります。(いや、別に振替えをせずに休ませてもいいのですが、それでは勿体ないので・・・)

 さて、どうしてこんな風になってしまったのかと言いますと、

 うちはひとりっ子ということもあり、家に帰ってきても遊ぶ兄弟がいないし、近所にも一緒に遊べる子供がいないので、それだったらどこかで遊べる環境があった方がいいかなとなり、更に、それだったら遊びながらも何か学べる方がいいんちゃうとなり、どんどんあれこれ増やしていった結果、気が付くと平日はスケジュールいっぱいでもうこれ以上増やせないやんという状態にまでなってしまいました。

 ただ、元々遊べる環境を作るというところからスタートしていますので(何かを習得させたいという発想でなく)、習い事といってもビシビシ厳しくいくところじゃなく、できるだけゆる~いところを選んでいます。

 「イングリッシュ」や「体操教室」は幼稚園の慣れ親しんだところでやっていますので、ほぼ遊びですし(うちの子だけかもしれませんが・・・)、「ピアノ」も赤ちゃんの頃に通っていたリトミック(音楽に合わせて踊ったり歌ったりする教室)の先生にそのままお願いして教えてもらっていますので、ピアノを弾いている時間より部屋の中を走り回っている時間の方が長いことも多々ありますし。

 「絵画」と「塾」は同じ先生が教えてくれています。「塾」ではどうしても正解を求めるからということで、絵や工作に関しては好き勝手していいという方針のもと、かなり自由に描いたり作ったりしています。(例えば図鑑を見ながらライオンを描くにしても、虹色のライオンを描いてみたりとかで、こっちとしてはそんな色のライオンおらんやろーと突っ込み入れまくりですが)

 「塾」も、他のお堅いお受験塾と違って少人数制で(絵画を習っている子だけが習えるという制限があるため)、少し前までは2人、現在は4人の生徒を、2人の先生で見てもらっておりと、めちゃめちゃアットホームで、いつ迎えに行っても「きゃーきゃー」「わーわー」とはしゃぐ声が外まで聞こえてくるような感じでめちゃめちゃ楽しんでます。


 という風に、習い事の内容自体はどれもゆるい感じで、子供が楽しんで行けてるという点で問題は全く無いのですが、金銭的にはキツい感じで、こっちは問題ありまくりです。

 その問題の一つが僕の「貧乏性」です。元々貧乏性の気はあったのですが、習い事が増えていくにつれてそれが輪をかけてひどくなってしまい、「これをやめたら、これとこれの習い事分浮くなぁ」とか「これそろそろ買い直したいけど、あの習い事何ヶ月分になるんやろ」とか全てが習い事を基準に発想するようになってしまったのです。

 具体的には、平日のお昼に食べに行ったりするのをやめたり、週末に子供と出かけた時のランチを僕は我慢して子供だけにしたりという、セコイ事もやっちゃってます。

 ちなみに子供とのランチで一番安上がりになると思っているのが回転寿司です。うちの子供は食べるものが決まっており、卵・納豆巻・かっぱ巻の3皿しか食べないので(何故かこういう回転寿司では魚を食べないのです)合計330円で済ますことができます。幼児連れのお父さんにはかなりお勧めではありますが、お皿を数えてもらう時の店員さんの「え?これだけ?」という視線に耐える力は必要となります。(あ、もちろん妻には内緒です。妻は人の目を割と気にするタイプですから、こういう事をやっているとバレてしまうと、もう二度とその店には行けないやん!とかなりキツく怒られてしまいますから・・・)

 と、他にも節約(ケチではないです)方法はあるのですが、あまり書きすぎると本当に事務所のイメージにかかわることになりますので、このあたりにしておきます。